好きなことを書いて何が悪い

好きなことを書いて何が悪い

 

休憩時間の校庭。本を読みながら歩くジョルジュ。

アレクサンドルが跪かされている部屋の外に立つ。

窓越しに「ずっとそうしているの?」

「告白するまでだって。これは僕らの問題だろ。

好きなことを書いて何が悪い。

みんな僕らにヤキモチ妬いているのさ」

トレンヌ神父が近づく。ジョルジュの本を覗き込み立ち去る。

「彼は僕のことを大嘘つきで恥知らずの罪人だと言ったよ」と

アレクサンドルが訴える。

「だから教皇さまに手紙を書くぞって脅してやった」

この天使、どこまでも強気です。

寄宿学校のアウトサイダーです。

〜「寄宿舎〜悲しみの天使〜」〜

 

bn_charm