僕たちの存在を知らせてくれ

僕たちの存在を知らせてくれ

 

トムとヴェリがショッピングする。

生地店でカーテンを選ぶ。

黄色い生地があってそれを選んだ。

「女々しい色だ」

そんなことを言いながらトムとヴェリはカウンターで手を繋いだ。

隠れず人前で手を繋ぎたい、

そう言っていたヴェリの夢をトムはかなえたのだ。

ヴェリが頼んだ。

「君の絵で僕たちの存在を知らせてくれ。約束してくれ」

「わかった」

伝説となるゲイアートが生まれようとしていました。

 

 

〜「トム・オブ・フィンランド」〜

 

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