ゲイ映画のキメ台詞

俺は昔から知ってる

〜「マルガリータで乾杯を」㉒〜

  俺は昔から知ってる   「俺は昔から知っている。おばさんが知ったら大爆発だ」と言うのは ライラの元カレ、ドゥルブ。 「俺に黙っていくのか、ビッチ」と言ったあの子ね。 おばさんとはライラのママ。 同性愛者がインドでどう見られているか、彼はわかっているから 両親とくに母親にわ...

ハヌム、ナスはまずい?

〜「マルガリータで乾杯を」㉑〜

  ハヌム、ナスはまずい?   ハヌムを迎えた歓迎の夕食。 「肉食獣でも草を食べるのに、パンジャブ人が毎日ナスとは」 父親がブツブツ。 母親は気にもとめず「ハヌム、ナスはまずい?」 「とても美味しい」パパ沈黙。 ライラとハヌムは並んで座り、テーブルの下で足を絡ませている。 ...

悪いニュースよ

〜「マルガリータで乾杯を」⑳〜

  悪いニュースよ   ハヌムはインドのライラの家に招かれました。 「悪いニュースよ」ビザを取りに言ったハヌム、 暗い顔で帰ってきました。 心配げなライラに「ウソよ! ビザは取れたわ!」 ふたりは大喜びです。 しかし後で考えれば、ビザが取れず、 ハヌムがニューヨークに残った...

私には恋人がいるの

〜「マルガリータで乾杯を」⑲〜

  私には恋人がいるの   同じ大学のジャレッドはライラに気がありそう。 彼の部屋でレポートを書いていた。 「トイレ、借りていい?」 「手伝うよ」介助のいるライラを座らせ、パンティを脱がせ、 用がすむと穿かせて立たせ、椅子に座らせた。 ここまででいいのにジャレッドは靴下を脱が...

私は怖いわ

〜「マルガリータで乾杯を」⑱〜

  私は怖いわ   ハヌム「私は自分に正直でいたいの」 ライラ「私は怖いわ。同性愛は素晴らしい。でも怖いの」 自分の気持ちを確かめながら、ふたりはまだ手探りです。 道標のようなものはないかしら。 ライラは図書館で「女たちのカミングアウト」という本を手にとる。 自分にも相手にも...

ハヌムはいつ気付いた?

〜「マルガリータで乾杯を」⑰〜

  ハヌムはいつ気付いた?   「ハヌムはいつ自分が同性愛者だと気付いた?」 「ウソをついて苦しむのは嫌だったからママに言った」 「ママは?」 「キスして私を抱きしめた」 「ウソ」 「ウソよ。まず叩かれてわめき散らし、泣かれ、 カウンセリングに行かされた」 「うちの両親は...

おばあさんの形見よ

〜「マルガリータで乾杯を」⑭〜

  おばあさんの形見よ   母親がライラの開いているパソコンを見た。 ポルノサイトだ。 「金のチェーンは?」と訊くと「売ったわ」 「おばあさんの形見よ」「iPadを買ったの。勉強に要るの」 「ポルノサイトを見るのが勉強? 恥を知りなさい」 ライラはハヌムとハドソン川の遊覧船に...

きて。頭をマッサージしてあげる

〜「マルガリータで乾杯を」⑬〜

  きて。頭をマッサージしてあげる   「頭痛がする」というライラに 「きて。マッサージしてあげる」とハヌム。 ゆっくりマッサージする。沈黙。 ハヌムがうつむいてキスする。 ライラは体を引くが、思い直して不自由な指でハヌムの手を握る。 目の見えないハヌムには触れることが言葉の...