ゲイ映画のキメ台詞

風俗紊乱罪で逮捕

〜 「モーリス」17

風俗紊乱罪で逮捕   「リズリー子爵風俗紊乱剤で逮捕」 新聞の1面にデカデカと載った。 リズリーとはケンブリッジの寮で、クライヴが 「危険な人物」だとモーリスに教えた学生でした。 リズリーはクライヴに弁護を依頼するが、体よく断られる。 「そうか、僕と関係を持つことは、...

「名前は?」「スカダーです」

〜 「モーリス」16

「名前は?」「スカダーです」   「この手紙を出しておくれ」と母親が近くにいた青年に頼む。 「名前は?」 「スカダーです」 名前も覚えきれないほどたくさんの使用人がいる。 それもさることながら、このスカダーが モーリスの人生の鍵を握る人物となります。  ...

クライヴのお嫁さん候補

〜 「モーリス」15

クライヴのお嫁さん候補   1911年、ロンドン。 モーリスは株屋になって順調に事業を進め、 クライヴは弁護士試験を受けることになった。 「息子が合格した折りには、ぜひエイダ(モーリスの妹)と、 お越しください。息子たちも家族ぐるみのお付き合いを 望んでおります」と母...

いずれはここの知事に

〜 「モーリス」14

いずれはここの知事に   モーリスを迎えた豪華な晩餐会。 母親が「この屋敷は息子の財産よ。主人の遺言なの。 息子が結婚したら私は別居するわ。 私はケンブリッジなんかより、この家に戻って 領地や小作人の管理をしてほしいわ。 息子はいずれここの知事よ。 そのためには...

下がっていいよ

〜 「モーリス」13

下がっていいよ   ペンダースレーというのがものすごい豪邸です。 執事がいてメイドがいて、狩をする広大な領地の猟番もいる。 「君が来てくれて嬉しいよ」 クライヴは大喜びで出迎え、モーリスの部屋でじゃれつく。 メイドが入ってきても気にする様子もない。 使用人は気を使う存...

ヘンダースレーへ来いよ

〜 「モーリス」11

ヘンダースレーへ来いよ   休学となったモーリスとクライヴ。 実家に帰るモーリスをクライヴが見送りにくる。 「学位がなんだ、僕は父のように株の売り買いをする」 大学には戻らないというモーリスに 「ヘンダースレーへ来いよ」とクライヴが言う。 クライヴの実家です。 ...

休学処分だ

〜 「モーリス」10

休学処分だ   教授の声を無視してモーリスとクライヴはバイクで 大学を飛び出した。 「私の講義をサボったな。それも初めてではない。 罰を受けても文句は言えん。休学処分とする。 12時の汽車で発て。 謝罪の手紙を書くのだ。さもなければ大学には戻れん」 問答無用でし...

最初からずっと君を愛していた

〜 「モーリス」8

最初からずっと君を愛していた   「君はひどいやつだ、僕の心をこんなに乱すなんて」 「よせ、もう何も言うな」 「地獄だ」 「これは許されぬことだ。いやしむべきことだ。 君は紳士的だった。そのため僕は君の友情を 別の感情に取り違えた」 「君が好きだ、君と同じだよ。...