ゲイ映画のキメ台詞

読了 明朝9時わが家へ

〜「ヴィオレット〜ある作家の肖像〜」(3)〜

  読了 明朝9時わが家へ   ヴィオレットは電報を受け取った。 「読了。明朝9時わが家へ ボーヴォワール」 仕事が早いですね。胸をときめかしヴィオレットは出かけた。 ボーヴォワールも注目されたとはいえ、まだ駆け出しです。 しかしヴィオレットが惹かれたのは小説の...

必ず読むわ

〜「ヴィオレット〜ある作家の肖像〜」(2)〜

  必ず読むわ   ボーヴォワールを待ち受けたヴィオレットが 「私の自伝です」と原稿を押し付ける。 当然、戸惑いますが 「いま急いでいるの。でも必ず読むわ」と言って受け取る。 いきなり出現した中年の無名の作家志望の女性に 「必ず読む」と言って安心させるとこ...

「招かれた女」に感動しました

〜「ヴィオレット〜ある作家の肖像〜」(1)〜

  「招かれた女」に感動しました   一言で言うと、ヴィオレットという女性作家が ベストセラーを出すまでの20年に及ぶ苦難の物語。 時代は1945年終戦直後のパリ。 ボーヴォワールの「招かれた女」を読んで感動したヴィオレットが ボーヴォワールにカチコミをかけると...

(刺繍のハンカチ)

〜「アンモナイトの目覚め」(51)〜

  (刺繍のハンカチ)   小汚い宿を見つけたメアリー。 ポツネンのベッドに腰掛け、手には白いハンカチ。 別れる前夜、シャーロットが差し出し小花の刺繍をあしらったハンカチだ。 啖呵を切って出てきたものの、切なさが襲う。 発掘の仕事はライムでないとできない、 ...

宿を探さなきゃ

〜「アンモナイトの目覚め」(50)〜

  宿を探さなきゃ   「自由な鳥を金の鳥かごに入れたいの?」 くるり、踵(きびす)を返し「宿を探さなきゃ」 部屋の出口でもう一度クルリ、 「知っていたら来るのじゃなかった。船賃を節約できたのに」 ステ台詞とはこれを言うのでしょう。 「メアリー、メアリー」...

わかっていない!

〜「アンモナイトの目覚め」(49)〜

  わかっていない!   でもここがメアリーのメアリーたる所以ですが、 シャーロットの懇請にもひるまず 「私の人生はどうなるの? 発掘は?」 「あんな浜辺で苦労させたくない、ここなら好きなだけ、 重要な研究ができるのよ」 なだめるように翻意を促すのですが ...

前の人生に戻りたくない

〜「アンモナイトの目覚め」(48)〜

  前の人生に戻りたくない   「お願い、メアリー、突き放さないで。前の人生に戻りたくない」 シャーロットにしたら、ついに見出したアイデンティティです。 料理の一皿にも夫の指図を受け、ソースなしの焼き魚をあてがわれ 「でも」と一言いいかけたら「黙って」と返ってくる会話...

特別な関係にしたかったの

〜「アンモナイトの目覚め」(46)〜

  特別な関係にしたかったの   「ここに私が馴染むと思う? 棚の化石みたいにラベルを貼る?」 「ちがうわ、誤解よ、そうじゃない、考えすぎよ。 私たちを特別な関係にしたかったの」 シャーロットのこの言葉は今でも新しい。 友人でもなく、夫婦でもなく、家族でもなく、...