ゲイ映画のキメ台詞

世界を引き裂ける

〜「ランナウェイズ」⑰〜

  世界を引き裂ける   ワイルド、ノーブラ、ガツンと教えるガールズバンド、確かな演奏力、 ロック界唯一の希望、反乱の女王たち再噴火… 社会は「ランナウェイズ」を受け入れました。 眉をひそめられていた女の子たちが、70年代の潮流をかき回した。 門限も守らず、あるいはそれを守らせ...

このバンドが新しい理想だ

〜「ランナウェイズ」⑯〜

  このバンドが新しい理想だ   ランナウェイズは「女の子」のイメージを変えた。 男の後についていく女じゃない、目指すものが何もなく、 世間が決めたレールの上に乗っかる女でもない、 どこにもないものを作れる。 このバンドが新しい理想だ。音楽評論家たちは注目した。 「ランナウェ...

すぐハリウッドに戻る!

〜「ランナウェイズ」⑮〜

  すぐハリウッドに戻る!   「あのフランケン野郎、マーキュリーレコードだって!」 部屋に入るなり、ジョーンが叫ぶ。 シェリーがムクッ「契約なの!」 キムがやったのだ! 「そう、すぐハリウッドに戻る」 ベッドで飛び跳ねるシェリーの脚をすくって倒し、 ジョーン、しっかりとキ...

口、開けてみな

〜「ランナウェイズ」⑭〜

  口、開けてみな   ホテルに来たシェリーが姉に電話する。 「一人部屋でプールもバーもあるの」 ウソ。5人で一部屋。狭苦しい木賃宿だ。 バーもなし。プールは水浴び用みたい。 ジョーンがプールサイドに腰掛け水鉄砲でカクテルを飲んでいる。 「口、開けてみな」シェリーにいい、水鉄...

どうせ場末のホールでしょ

〜「ランナウェイズ」⑬〜

  どうせ場末のホールでしょ   シェリーが荷造りしている。 ツアーに出発する妹を姉のマリーが冷ややかに見ている。 「それダメ、気にいっているのだから」 マリーが止める。シェリーがトランクに入れかけた赤い服だ。 「どうせ場末のホールでしょ」 冷ややかに言い、でも姉は黙って赤い...

黒髪のロックの神童

〜「ランナウェイズ」⑫〜

  黒髪のロックの神童   メンバーのニックネームをキムが決めた。 ヴォーカル:シャーリー・カーリー「トレーラーのバルドー」 リズム・ギター:ジョーン・ジェット「黒髪のロックの神童」 ドラム:サンディ・ウェスト「怒れるミス・カリフォルニア」 リードギター:リタ・フォード「リッチ...

客のヤジと戦う訓練だ

〜「ランナウェイズ」⑪〜

  客のヤジと戦う訓練だ   「客はお前らのファンじゃない。お前らのサインなど欲しがっていない。 舞台から引きずり降ろそうとする。引くな! やれ! お前たちは死のダンスを見せてやれ! かかれ!」 少年たちが我さきに、ゴミ箱の拾得物をぶつける。 玉ネギ、リンゴ、空き缶、正体不明の...

ロックはタフな音楽だ

〜「ランナウェイズ」⑩〜

  ロックはタフな音楽だ   「ロックはタフな音楽だ。舞台でギターなど弾けると思うな。 このあと、覚悟してかかれ。ベトコン並みに鍛えてやる」 キムは何を覚悟させるのか。コンテナの外では近所の悪ガキたちが ゴミ箱をあさり、捨てられた空き缶などを袋に詰め込んでいる…   ...

ウェイトレスで終わりたくない

〜「ランナウェイズ」⑨〜

  ウェイトレスで終わりたくない   シェリーの姉マリーは、帰宅した妹に 「何、それ、もうスター気取り?」(椅子にふんぞり返っている) 「ウェイトレスで終わりたくない」 ウェイトレスをやっている姉にはクソなまいきに聞こえるが (チェッ)。内心舌打ちしながらも、基本的に妹にやさし...

暗闇に生きる人間のための音楽

〜「ランナウェイズ」⑧〜

  暗闇に生きる人間のための音楽   「ロックンロールは汗臭い男のスポーツだ。 暗闇に生きる人間のための音楽だ」 キムは技術より先にロックのスピリットを教えた。 「うなれ、あえげ!」 シェリーにとってはカルチャーショックだ。 練習後、ジョーンと一緒に帰る。 「門限は?」「な...