僕を助けたとき下心はなかったか
アレックスは理想の友だち、ダヴィドを嫉妬からなじります。
「いやな感じだな」とダヴィド。
「そっちこそ」
「後悔するぞ」「それは君だろ、何さまのつもりだ」
「僕は君の所有じゃない」
「友だちだと思っていた」
「友だち以上だろ」
「君から誘ったくせに」
「僕から? ありえない」
「僕を助けた時、下心はなかったか? 風呂に入らせ
キッチンで見つめた時は? 映画館で触れた時は?」
「おい、落ち着け。君も拒まなかった」
〜「Summer of 85」〜