ここにいるんだ
2階から夫が大声で呼び、アルマが行くと
ベッドに大の字になったまま「下で何があった?」「何でもない」
「誰かいるのだろ。行くな。ここにいるのだ」
高圧的な亭主です。
キャロルは玄関の外でしゃがみこんでいた。
ドアを開けたアルマ。
「信じられない。幾夜もあなたが現れる奇跡を待っていた」
キャロル「男に足払いをかけたのは私に知らせるためね」
アルマは車の中にいるのがキャロルだとわかった、
それで足払いするか?
変わった合図ですが、こんなことで首をかしげておれない。
本作の登場人物たちのセリフ、行動は変わったことばかりです。
物語の後ろ姿にジャック・ドワイヨン監督の
「不条理」が張り付いています。
〜「ラ・ピラート」〜