「貴方の好み?」「悪くないね」
キャロルをアルマの元に連れてきた少女は正体が分かりません。
名もありません。
どこからなぜ現れたのかもわかりません。
仮に「謎の少女A」としておきます。
Aはアルマとキャロルの後からフロントに来て、
「コーラ、いい?」と慣れた様子でコーラを出し
「マイケル、彼女、見た? あなたの好み?」
「悪くないね」とマイケル。
髪をオールバックにした美少女は、年増女のような口を利き
「今、下にいるわ。予定通りよ」と誰かに電話する。
彼女はキャロルとアルマの道行を案内する重要な役を果たします。
彼女が抱きしめた人物はみな死にますから、
さしずめ「死の天使」のような役割でしょうか。
〜「ラ・ピラート」〜