かなり貴重よ
メアリーの精査によって、徐々に化石の一部が姿を現してきた。
「ここを見て。脊椎骨が並んでいる。肋骨が連結しているの」
珍しくメアリーが饒舌だ。興奮気味に、楽しそうに話す。
「この形からすると、頭蓋骨に近い部分ね」
「いいこと?」
「かなり貴重よ」
覗き込むシャーロットに微笑む。
初めて心を許したようなメアリーの笑顔だった。
〜「アンモナイトの目覚め」〜
かなり貴重よ
メアリーの精査によって、徐々に化石の一部が姿を現してきた。
「ここを見て。脊椎骨が並んでいる。肋骨が連結しているの」
珍しくメアリーが饒舌だ。興奮気味に、楽しそうに話す。
「この形からすると、頭蓋骨に近い部分ね」
「いいこと?」
「かなり貴重よ」
覗き込むシャーロットに微笑む。
初めて心を許したようなメアリーの笑顔だった。
〜「アンモナイトの目覚め」〜