大英博物館にある
シャーロットがそばにある古ぼけた画帳の素描を見る。
「それは特別よ。私は11歳。何日もかけ掘り出しクリーニングした」
「見てみたい」
「大英博物館にある。イクチオザウルスと名付けられて。
下手な絵よ。子供だったから」
「わたし、好きよ」シャーロットはやさしく言い、
「価値ある岩でよかった」と満足げに付け加えた。鼻が高い。
メアリーは手を休めないまま、
子供の言い分を認めるように微笑みを返した。
ケイト・ウィンスレットが言っています。
「わたしは43歳、シアーシャは25歳、その年齢差が
劇中の2人の関係にうまくケミカルした」と。
〜「アンモナイトの目覚め」〜