禁固2年に処する
判決「ポール・ヴェルレーヌを有罪と認め
重度の身体侵害の罪により、罰金200フランと禁固2年に処する」
監獄で、囚人たちが輪になり、鎖を引きずりながら歩くのが散歩の時間。
ガチャガチャと佗しい足枷の音とともに、ヴェルレーヌはうなだれて
歩いています。
ランボーは刑務所にこそ入りませんでしたが、心は平和ではなかった。
「ヴェルレーヌ」とうなされ、叫ぶ。
一緒にいれば傷つけあい、嘲るが、どちらもがお互いを必要としていた。
ランボーの詩の黄金時代はヴェルレーヌと共にいた時でした。
〜「太陽と月に背いて」〜