2年も一緒に暮らしたのに
ブリュッセルに投宿したヴェルレーヌをランボーが追いかけてきます。
ビンタを張って殴り合いになります。
「2年も一緒に暮らしたのに」
「明日パリへ戻る」
「いかん、やめろ」
「二度と捨てない」
「当たり前だ。そんなことさせない」
「君も悪い」
「悪口は言ったけど、本当にひどい姿だったからな」
痴話喧嘩以外の何物でもない。
しかしヴェルレーヌは拳銃を買います。
彼は遠からず、
この「地獄の季節」に決着をつけねばならない予感がありました。
〜「太陽と月に背いて」〜