フィアマがやる!
ダイビングの授業。飛込み台の下に集まった生徒たちを前に
エヴァ先生は眉間にしわを寄せ、イライラと行ったり来たり。
たいへん機嫌が悪そう。
「演技に詩と情熱が感じられない。このままでは帰せない!」
まだやるの? 散々飛び込みをやった後でみなヘトヘト。
先生は情け容赦なく「フィアマがやる!」
フィアマは持病の喘息が出てゼイゼイ息を切らしている。
「自らの限界を超えるために!」
あんたが超えたらどう、と言いたいわ、このサディスト。
教室で恥をかかされた仕返しです。
フィアマは仰せに従うが、飛び込んだ後、水面から
上がってくるのもやっとだ。先生は冷たく見つめ、
「着替えていいわ」。やばいですよ、これ。