ローレルに正義を!

ローレルに正義を!

 

スティーヴンは「ニュージャージー州の平等を求める会」を立ち上げ、

公開委員会に押しかけた。「ローレルに正義を。みなさん、大声で!」

「ローレルに正義を!」

警察ではデーンが「委員会に出る奴はいないか?」

みんな聞こえないふり。

「逆の立場だったらローレルは仲間を助けた」

「ゲイが死のうが、知ったこっちゃねえ」とうそぶく。

「根性なしめ!」

デーンは吐き捨てる。

部屋を出ようとしたとき一人だけ近づいてきた。

「デーン、あなたは正しいことをしています」「一緒に行こう」

「無理です。ここだけの話にしてください」

彼の名はベルキン。ゲイバーでローレルが見かけた若い警官だった。

四面楚歌。でもデーンはくじけず、一人委員会に向かう。

人間、硬派でありたいと思います。

 

(「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」)

 

 

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