相手を信じること
バーを出て海を見に行ったローレルとステイシーは腰掛けて話す。
ローレルは母親を、ステイシーは父親を亡くしていいた。
いい父だった、仕事も人生も教えてくれた、
「人と付き合うのって、信頼関係が大事だよね。相手を信じること」
「そうね」とローレル。
「バカみたいだね、こんな話」
「続けて。いい話だわ」ローレルは真顔で聞いている。
思うにこのふたり、世間ずれしていないのです。
チャラチャラと世間話ができない。その分、というか、だから、というか、
真面目な相手だとわかるといっぺんに距離が縮まり、キスしている。
そこへ地元の怖そうな兄さんたちがやってきた。