世界を変えるチャンスだ
ローレルはあくまで「公平な権利」にこだわりますが、
スティーヴンは、「世界を変えるチャンスだ。君が残せる遺産だよ」
歯に衣を着せずきっぱり主張します。
彼は事務所に詰め、新聞社に電話をかけまくり、あらゆるメディアに委員会の蒙昧を訴えます。
「委員会によって、政治によって正義が踏みにじられた、
全国紙で取り上げてほしい、取材してほしい」
オフィスの電話で大声を張り上げ、秘書に「ドーナツをくれ!」
スティーヴンを演じたのはスティーヴ・カレル。
「リトル・ミス・サンシャイン」でヒロインのゲイの兄を、
「ラブ・アゲイン」ではジュリアン・ムーアと夫婦役で共演、
「フォックス・キャッチャー」でアカデミー賞助演男優賞候補。
ダントツの上昇気流です。存在感も迫力もある名優です。