ゲイ映画のキメ台詞

私と加瀬さんは両想い!

〜「あさがおと加瀬さん」⑤〜

  私と加瀬さんは両想い!   こういう言い方するのですね、「両想い」なんて。 相思相愛なんて今や蔵に眠る言葉か。 ともあれ、山田は嬉しくて仕方ない。 「つきあっているなんて夢みたい。私と加瀬さんは両想い」ルンルン。 で、どういう行動に出たかというと 「こういうときは、やっぱ...

山田の好きなようにで、いいよ

〜「あさがおと加瀬さん」④〜

  山田の好きなようにで、いいよ   加瀬さんは 「山田の好きなようにで、いいよ」寛容に受け止めてくれる。 もっとも、どう答えていいかわからなかったのだと思いますが。 二人の外見は、加瀬さんは細身の長身。無造作なショートヘア。 山田は小柄で、平凡なセミロング。身長差歴然。 そ...

具体的に何をすればいいと思う?

〜「あさがおと加瀬さん」③〜

  具体的に何をすればいいと思う?   「高校生にもなって、恥ずかしいよね。それでね、 具体的に私、何をすればいいと思う?」 電話の向こうで(ブーッ) 加瀬さん、卒倒しかける。 ストーリーは主人公二人の台詞劇で進行しますから、 山田と加瀬さんのやりとりがそのまま映像になっていま...

男子とほとんど喋ったことないし

〜「あさがおと加瀬さん」➁〜

  男子とほとんど喋ったことないし   山田と加瀬さんの電話の会話。 山田はオクテで「私、男子とほとんど喋ったことないし、 つきあう人、加瀬さんが初めて」 なんて言っている。受け止める加瀬さんはどうか? この映画は初めから二人の恋愛がテーマです。 どっちも高校生です。高校生の...

私たちは女の子同士だけど

〜「あさがおと加瀬さん」①〜

  私たちは女の子同士だけど   コミック原作のアニメ映画。 何に驚いたかというと、オープニングにヒロイン山田がいう 「私たち女の子同士だけど…」の台詞。 ゲイ映画って自殺か殺害か、死刑か、そんな結末が多かったから ンま、高校生がこういうこと、するっと言える時代になったのね。 ...

女王に気安く触れるな!

〜「女王陛下のお気に入り」㉙〜

  女王に気安く触れるな!   うたた寝から覚めた女王の目に、 アビゲイルがウサギを何気に踏みつけているのを見えた。 これがアビゲイルの正体だった。 ムクッとベッドから起きた女王は不自由な脚でよろめく。 「アン、愛しいアン」アビゲイルが駆け寄り助け起こそうとする。 その時だ。...

彼女はやらない

〜「女王陛下のお気に入り」㉘〜

  彼女はやらない   アビゲイルが心配顔できた。 「困惑しています、陛下。お金の問題なので。帳簿を見て気付きました。 大金がモールバラの手に。サラが夫に渡したと」 最後まで言わないうちに女王は一言で退ける。 「彼女はやらない」 断固とした口調にアビゲイルは接ぎ穂もない。 ...

本日中に宮廷からお立ちのきを

〜「女王陛下のお気に入り」㉗〜

  本日中に宮廷からお立ちのきを   侍従が告げる 「陛下が鍵を返却せよと。そして本日中に宮廷からお立ち退きを。 拝謁は許可なさらぬそうです」 サラは閉ざされた扉越しに訴える。 「手紙は一通残らず燃やしたわ。私はもう戻らない。 アビゲイルはあなたを愛していない」 「彼女は私...

あなたから来たたくさんの手紙

〜「女王陛下のお気に入り」㉖〜

  あなたから来たたくさんの手紙   「あなたから来たたくさんの手紙。 “抱きしめて”“重ねた体の熱さを体感したい” 新聞に書かれたらあなたは破滅よ。アビゲイルを解雇しないなら 手紙を利用する」 しかしサラは手紙を火中にします。愛を政治に利用したくなかった。 潔癖で公平な彼女...

男なら英雄のしるし

〜「女王陛下のお気に入り」㉕〜

  男なら英雄のしるし   ひどい顔。目を背ける女王に 「そんなにひどい? 男なら英雄のしるし」 サラはビクともせず「私を見て。一度しか言わない。 アビゲイルを解雇して」 「それはいや」 「腹黒い女よ。言う通りに」 「妬いているのね」 どこまでも嫉妬だと捉える女王。 「...