Diversity Studies

ロニート、来たとは驚いた

〜「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」➁〜

  ロニート、来たとは驚いた   ロニートはニューヨークで写真家として自立しています。 父親の訃報を聞き、ためらったが帰郷を決める。 ラビの死を悼む人々が集まる家に来て、 ドヴィッドを呼んでほしいと頼む。 彼は父親の後継者となるユダヤ教の指導者だ。ロニートとは幼馴染。 ロニー...

選択は人間の特権であり重荷です

〜「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」①〜

  選択は人間の特権であり重荷です   イギリスの田舎にあるユダヤ人地区。レビが教義について語っています。 「人間には反抗する力があります。生き物の中で唯一、 自由意志を持つのです。 我々は天使の純粋さと獣の欲望のうちにいる。 選択は特権であり重荷なのです。この複雑に絡み合う人...
【共催ウェビナー】もはや知らないでは済まされない、ハラスメントとLGBTQ対応

【共催ウェビナー】
もはや知らないでは済まされない
ハラスメントとLGBTQ対応

ウェビナー(webinar)とは、ウェブ(web)と セミナー(seminar)を合わせた言葉で、インターネット上で行う動画を使ったセミナーのこと。株式会社iCAREと株式会社LGBT総合研究所が、8月5日(水)に無料共催ウェビナーを開催します。     LGBTQの職場環境を考えるウェビナー...

「さすらいの女」コレット著

〜「コレット」㉛〜

  「さすらいの女」コレット著   コレットが離婚を決めたのは、ウィリーが借金苦のあまり 「クロディーヌ」の版権を売り渡したからです。 「あれは私たち夫婦の子供だった。私たちは全てを失った。 稼げる妻は一番の投資物件だった。もう修復は不可能よ。 あなたを喜ばせようと力を尽くした...

芸術がわからんのか!

〜「コレット」㉚〜

  芸術がわからんのか!   なんと、ウィリーは「演者はベルブッフ侯爵夫人とウィリーの妻。 斬新なステージにするのだ」と興行主に売り込んだのだ。 転んでもただでは起きない男。 舞台はムーランルージュだった。 マイムが進み、コレットとミッシーがステージでキスすると 「同性愛者は...
訪日観光メディア「MATCHA」で特集「LGBTQ-Friendly Japan!」

訪日観光メディア「MATCHA」で
特集「LGBTQ-Friendly Japan!」

訪日外国人に向けた日本の観光情報発信メディア「MATCHA」では、毎月1つのテーマを設定し、「月刊MATCHA」という特集として公開しています。「MATCHA」ではすべての記事を日本語、英語、中国語(繁体字)、タイ語の4つの言葉で発信しています。 「月刊MATCHA」7月号の特集はLGBTQフレンドリーがたくさん ...

彼もマイムをやってる。上手よ

〜「コレット」㉙〜

  彼もマイムをやってる。上手よ   ミッシーの意思に関わらず、あくまで女性として扱うウィリーと 彼女の自我を尊重するコレットが火花を散らします。 ウィリー「ミッシーは(舞台に出ることを)なんと?」 コレット「応援してくれて、いつもスタジオにいる」 ウィリー「佗しいね。彼女には...

「今日は書く?」「いいえ」

〜「コレット」㉘〜

  「今日は書く?」「いいえ」   コレットはストライキ。執筆拒否です。 ウィリーは気が気ではない。 「今日は書く?」「いいえ」「でも書かないと」(困るのだ) 「マイムの練習をするの」 「素敵な趣味だが君はサラ・ベルナールじゃない。 場末の演芸場で披露して叩かれるだけだ」 ...

一体、何を着ている!

〜「コレット」㉗〜

  一体、何を着ている!   オフィスに現れたコレットにウィリーは目を剥く。 「一体、何を着ている!」 コレットはビシッとスーツを決めてきたのだ。 「ミッシーのよ」 「逮捕されるか、乱暴されるぞ」(かっこいいのに) コレット耳を貸さず 「次のクロディーヌは連盟にしたい。みな...

本当の自分を示したかった

〜「コレット」㉖〜

  本当の自分を示したかった   コレットはミッシーに質問する。 「あなたはズボンを穿くのに葛藤がなかった?」 「ある日兄の制服を着たらすっきりした。ホッとできた。 本当の自分として生きられることを示したかった。 君はウィリーに女学生の格好をさせられている。 それで幸せかい?...