「さすらいの女」コレット著
コレットが離婚を決めたのは、ウィリーが借金苦のあまり
「クロディーヌ」の版権を売り渡したからです。
「あれは私たち夫婦の子供だった。私たちは全てを失った。
稼げる妻は一番の投資物件だった。もう修復は不可能よ。
あなたを喜ばせようと力を尽くした自分が恥ずかしい。
私が書く運命だったことはお互い、わかっていた。
無知な私を見出し、あなたは自分の型に押し込んだ。
でも私はクロディーヌを超えたの」
ガブリエル・コレットの名で出版した「さすらいの女」は
高く評価された。
ミッシーは表にでずコレットを支えた。
コレットが椅子に、ミッシーが後ろに立って写した写真が残っている。
〜「コレット」〜