彼もマイムをやってる。上手よ

 

彼もマイムをやってる。上手よ

 

ミッシーの意思に関わらず、あくまで女性として扱うウィリーと

彼女の自我を尊重するコレットが火花を散らします。

ウィリー「ミッシーは(舞台に出ることを)なんと?」

コレット「応援してくれて、いつもスタジオにいる」

ウィリー「佗しいね。彼女には自分の生活がないのか?」

コレット「彼もマイムをやってる。

     上手よ。私もステージに立てそうなの」

ウィリー「侯爵夫人とスタジオで飛び跳ねているわけか。

     ミッシーも舞台に?」

コレット「いいえ、彼はシャイなの」

ウィリーが「彼女」というたび

コレットがさりげなく「彼」と言いなおす。

これじゃどうしようもない。

ところがさすがウィリー、

彼にはひらめくものがありました。やはり只者ではありません。

 

 

〜「コレット」〜

 

 

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