選択は人間の特権であり重荷です
イギリスの田舎にあるユダヤ人地区。レビが教義について語っています。
「人間には反抗する力があります。生き物の中で唯一、
自由意志を持つのです。
我々は天使の純粋さと獣の欲望のうちにいる。
選択は特権であり重荷なのです。この複雑に絡み合う人生を、
人は選択を重ね、生きていくしかないのです」
副題に「彼女たちの選択」とあるように、
ヒロインのロニートとエスティがどんな生き方を選んだのかが本作。
冒頭のラビの言葉はラストで繰り返される円環構造です。
ロニートにレイチェル・ワイズ。
エスティにレイチェル・マクアダムス。
地味な映画です。少年少女や甘い青春ゲイ映画にうんざりした、
大人の女同士の映画を見たい方にオススメ。