本当の自分を示したかった
コレットはミッシーに質問する。
「あなたはズボンを穿くのに葛藤がなかった?」
「ある日兄の制服を着たらすっきりした。ホッとできた。
本当の自分として生きられることを示したかった。
君はウィリーに女学生の格好をさせられている。
それで幸せかい?」
「彼は注文が多いけど、割と自由にさせてくれる」
「長い手綱だろうが、手綱には変わりがない」
「私、間違っている?」
「君が決めることだ。いつか自分がどっちか決める時が来る。
クロディーヌか、コレットか」
ミッシーの言葉は知的で自信に溢れていました。
〜「コレット」〜