女王に気安く触れるな!
抱き起こそうとしたアビゲイルは女王の一喝におののく。
「女王に気安く触れるな!」
「すみません」
「話せと命じていない。脚を揉め」
「横になって」
「命じられた時だけ口を利け」
さらに「目が回る。何かにつかまりたい」
アビゲイルの頭を鷲掴みにし、下半身に押し付け奉仕させる。
女王の眼がさまよい、ウサギの群れが虚空をうごめく…
アップになったオリヴィア・コールマン。
威厳に満ち、内面の孤独と虚しさに耐える圧巻のラストだ。
3年後女王は死去した。アビゲイルは解任、サラは英国に戻り
貴族と良好な関係を築いた。
150年後、サラの家系からウィンストン・チャーチルが、
ダイアナ元妃の実家、スペンサー家を生み出した。
〜「女王陛下のお気に入り」〜