君には何か夢があるか
ゲイカルチャーを牽引した伝説のイラストレーター、
トム・オブ・フィンランドの伝記映画です。
時代は第二次世界大戦の終戦間近、
トウコ・ラークソネン(のちのトム・オブ・フィンランド)に
上官のヘイッキ大尉が「君には何か夢があるか」と訊く。
「特には」
「終戦後、何がしたい。つまり、公園を散歩する以外に」
「ピアノを。絵も」
「芸術家だな」立ち去ろうとする大尉に、トムは
シガレットケースを返そうとする。
「君にやるよ」。
のちの伏線です。「公園を散歩する」には
男同士がパートナーを探す場所、という含みがあります。
〜「トム・オブ・フィンランド」〜