血の契りをしたい
ジョルジュとアレクサンドルが温室にいる。
「僕はすぐ反抗するけど、君はうまく解決するね」と
アレクサンドル。
「面倒は避けたいのだ」
「褒めているのだよ。君が正しいに決まっている」
血の契りがしたいとアレクサンドルが言う。
「そうすれば離れていてもちっとも気にならなくなる」
「そうだね」
「永遠の結合だよ」アレクサンドルがナイフを持つ。
「僕からだ」と左手の袖をまくり、
肘の内側にナイフで切り傷を入れる。
少年の血に唇をつけるジョルジュ。
今度はジョルジュの血を少年が啜る。
「エロチック」とは、
元々気色悪いものを含んでいるのでしょうね。
ドラキュラの咬み傷とか、血の滴りとか。
〜「寄宿舎〜悲しみの天使〜」〜