彼とは3年生の時に?
“あなたがすべてを許せば
僕たちは幸せでいられる
悲しみがもたらされても 美しき涙が2人を癒す“
とダヴィドが詠む。
「ヴェルレーヌだ。ランボーに捧げた。ルフェーブルに教わった」
ルフェーブルはアレックスの指導にあたっている先生だ。
「彼とは3年生の時に?」どことなくピンときたアレックス。
「僕が高校を辞めると知って怒った。
横暴な母親に屈して才能と人生を無駄にしたと。
それで別れた」
早熟なダヴィドには
まだまだアレックスの知らない面がありそうです。
アレックスに才能があると先生は褒めるけど、
ダヴィドの直感的な詩的感性もシャープだと思います。
〜「Summer of 85」〜