会わせない、絶対に
アレックスはダヴィドの幻影を抱きしめます。
「ダヴィドが死ぬはずがない」
虚しい。遺体と対面することも強硬に拒否されます。
「あの子は私が止めるのも聞かずバイクで走って行った。
あの子には本当の友達が必要だった。
会わせないわ。絶対に」
母親は息子がアレックスといい友達になれたことを喜び、
将来は一緒に店を経営しようとまで考えていたのに裏切られた。
二度と息子に会わせない、例え死んでからも。
母親の無念が激走しています。
〜「Summer of 85」〜