ライアンだ、医大で一緒だった
ライアンが来ました。医大の同窓生です。
「なぜこんな店で仕事を?」
「こんなクソな店で?」とキャシーが嫌味で返す。
「ごめん。そうじゃなく。コーヒーをくれる?
僕への罰に、カップに唾を吐いてくれてもいいよ」
キャシーは「ペッ」してカップを渡す。
それを飲み「デートしてくれる?」
「本気?」
「大学の時、君が好きだった」
冗談のように言ってライアンは帰った。
キャシーは無表情です。彼女の感情は凍結しています。
〜「プロミッシング・ヤング・ウーマン」〜