あんたを推薦しておいた
ゲイルはコーヒーショップの店長。キャスの上司です。
堅苦しい上下関係ではありません。
「本社で人を探している。あんたを推薦しておいた」
キャス、嬉しそうでもなく「なんで?」
「その陰気な顔は迷惑だから」
キャス、きき流し
「ここ、好きよ。店はイヤ、でもあんたが好きだから」
ゲイルは知っている。
人と打ち解けられない何かがキャスにあるのを。
それが「陰気な顔」にしている。まだ若いのに。
配転の推薦は、少しでもキャスのためになれば、という
思いやりがあります。
〜「プロミッシング・ヤング・ウーマン」〜