今から夏だ。アフリカに行こう
「今から夏だ。アフリカに行こう。夏のアフリカへ」
「君の憧れの地だ」
ヴェルレーヌはのちにランボーを「偉大なる魂」と呼びました。
2人は惹かれあったけれど性格は逆でした。
ヴェルレーヌは落ち着いた生活を基盤に創作する。
ランボーは安定を嫌い、刺激と波乱を創作のテコにする。
情熱の沸点が違う。
それが幸福だったのか不幸だったのかわからない。
ヴェルレーヌはランボーについてアフリカになど行ったら
それこそ奈落の底だと思った。またそれは正しかった。
〜「太陽と月に背いて」〜