君は変わった、なぜだ
ヴェルレーヌ「君は変わった、なぜだ」
ランボー「詩作だよ。詩作が僕を変えた。いつもぼんやりしていると
思っているだろ。でもちがうんだ。外には出ていないが、
創造が生まれている。新しい詩ができる」
硬質にして甘さを排し、修辞を捨てる。
ランボーは言葉による世界征服を夢見ている。
しかし、その試みの果ては。
(行け、行け、行け)とうなされ、白い紙にシミがにじむ。
大英図書館で叫ぶ。
苦闘するランボーがヴェルレーヌに投げる言葉は辛辣でした。
それはまた明日。
〜「太陽と月に背いて」〜