それ、ママの服よ。出てって。

 

それ、ママの服よ。出てって。

 

とうとうチェンチはレオノーラと決裂。

「それ、ママの服よ。出てって」

お前はママじゃない、と宣言したようなものです。

親子ごっこだったかもしれないが、レオノーラは安らぎを得た、

チェンチもチェンチで心の空虚を埋められた。

現実に立ち戻り、レオノーラは母親でもなんでもない、

母親の偽物で売春婦だ。レオノーラは心を残したまま去る。

 

 

(〜「秘密の儀式」〜 )

 

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