この私に何が必要だというの?

 

この私に何が必要だというの?

 

毎日電話したというレオノーラに「何の用で?」

冷たくチェンチが答える。

「もしかしたら私が必要かと」

「この私に何が必要なの? 仕事がほしい?」

「それでもいいわ」「紹介状はある?」意地悪く聞きます。

「お願いだからここに居させて」

レオノーラはチェンチがただ心配でそばにいたいだけ。

しかし母親の死を自分に納得させたチェンチには絶望しかない。

レオノーラを追い返し、大量の薬をザラザラと飲む。

 

 

(〜「秘密の儀式」〜 )

 

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