大家さんが中へ入れてくれたわYour landlady let me in. アビーと別れてキャロルがやってきたのはテレーズのアパート。無作法ではないが、遠慮もしていないノックの仕方に、テレーズが出るとキャロルが戸口にもたれ、笑顔である。アビーと話して鬱憤が晴れたうえ、お気に入りのテレーズの顔を見て機嫌がいい。「大家さ...
わかってないわ、昔も今もI don’t. I never did. しばらく車で旅に出るというキャロルに、一人で運転するのは、あなた、嫌いなのだから、テレーズを連れて行くことをアビーは勧め「キャロル、自分がわかっている?」と訊く。「わかってないわ、昔も今も」キャロルは片頬で笑う。アビーと深い仲になった昔も、テレーズとそ...
キャロル、もし私に責任があるならCarol, if I am responsible in any way… キャロルはアビーに何でもいう。アビーは元カノです。キャロルの優先順位の一番はいつもアビーです。女性同士の関係が先の展開が読めない、そういう袋小路に入って、結局アビーとキャロルは別れましたが、このふたり真から仲が...
許してくれる?Will you forgive me? アパートの階段の途中で電話が鳴っている。テレーズが取る。列車の運行時間を逆算し、テレーズが帰り着くのを待ちかねてキャロルは電話しています。受話器の向こうがテレーズだと気配だけでわかった。名乗りもせず「さっきはひどい態度だったわ」低い声で謝る。「許してくれる?」タカ...
教えてくだされば買ってきますTell me where to go. 眉間にしわを寄せて怒るキャロルにテレーズはハラハラする。「教えてくだされば(タバコを)買ってきます」これがまたキャロルは気にいらない。テレーズの気遣いがわかりながら、「そんなことしなくていい、わたしは平気よ」と突っ張り、せきたてて追い出すように駅へ送...
わたしを招待してInvite me round. トレイン・セットをギフト用の包装紙で包みながら、キャロルがピアノを弾くテレーズを見ている。つと立って歩み寄り、テレーズの肩に両手を置く。キャロルはテレーズのそばに来て、触りたくて仕方ない。ギクッとしてテレーズが弾く手を止める。(うむ、時期尚早か…)キャロル、す〜と離れる...