Diversity Studies

海を見たことがない

〜「太陽と月に背いて」⑳〜

  海を見たことがない   「海を見たことがない。アフリカへ行きたい。砂漠を歩きたかった。 太陽が欲しいんだ」とランボー。 「どこへ行きたい?」「わからない。とにかく行きたいんだ」 「俺はマチルドを置いていけない」 「では行くな。彼女と残れ」 ぐじゃぐじゃ言いながら、結局ヴェ...
SAITAMA RAINBOW PRIDE 2021 オンライン開催

SAITAMA RAINBOW PRIDE 2021
オンライン開催

昨年に続き、SAITAMA RAINBOW PRIDE 2021の開催が決定しました。「成りたい人になる」をメインテーマに、多様な性の理解を深めるとともに、ありのままの自分をみんなで祝福するイベントです。   今年のSAITAMA RAINBOW PRIDEはオンライン開催 SAITAMA RAINBO...

では、卓の上に手を

〜「太陽と月に背いて」⑲〜

  では、卓の上に手を   突き離されればされるだけ、ヴェルレーヌの愛慕はつのる。 「言ってくれ、僕は君が好きだ」 「愛している?」 「もちろん」 「では、手を卓の上に。手のひらを上に向けて」 ランボーはライフでやさしくヴェルレールの手のひらの筋をなぞる。 グサッ。ナイフを...

やめろ、この弱虫め

〜「太陽と月に背いて」⑱〜

  やめろ、この弱虫め   次の会話はランボーとヴェルレーヌの違いがよく出ています。 「妻を愛している」とヴェルレーヌ。「信じられん」とランボー。 「マチルドの体が好きなのだ」 「では心は?」 「愛した女には忠実でありたい」 「忠実だと?」 「夕方や早朝や1人でいるとき、目...
東京都にパートナーシップ制度を求める署名始まる

東京都に
パートナーシップ制度を求める署名始まる

2021年1月31日、「東京都にパートナーシップ制度を求める会」が発足。同性パートナーの関係を公的な制度として証明する「パートナーシップ制度」創設の早期実現を東京都に求める署名キャンペーンを開始しました。   同性パートナーを持つ人々の不安 東京都で暮らす性的マイノリティ・アライによるグループ「東京都に...

君の暴力行為は感心しない

〜「太陽と月に背いて」⑰〜

  君の暴力行為は感心しない   「聖母子」の1件をヴェルレーヌから聞いたのだろう。 ランボーが言う。「君の暴力行為は感心しない。 酔ったあげく暴力をふるう。そのあと平身低頭して謝る」 「人を傷つけるのは嫌いだ」とヴェルレーヌ。こいつ二重人格か。 「ではやめろ。あとで悪かったと...

彼が戻ってきたのね

〜「太陽と月に背いて」⑯〜

  彼が戻ってきたのね   マチルダが赤ん坊に乳をやっている。ヴェルレーヌが入ってくる。 目がヌラヌラしていやらしい。 「これはまるで聖母子の図だ」と言い 「ただしお前の頭に光輪がない。つけてやろう」 マチルダの髪を持って引き摺り下ろし 燭台の火でパチパチと焼くのです。尋常で...
「LGBTも働きやすい職場づくり」をテーマとしたオンライン研修

「LGBTも働きやすい職場づくり」を
テーマとしたオンライン研修

東京都は、性自認及び性的指向に関する理解を社会により一層浸透させていくため、「LGBTも働きやすい職場づくり」をテーマとして、民間企業・団体等を対象に、オンライン研修を実施します。   民間企業・団体対象に職場づくり研修 東京都は「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」に基...

さあ。でもやっていくよ

〜「太陽と月に背いて」⑮〜

  さあ。でもやっていくよ   ランボーは故郷に帰りました。農家です。妹のイザベルが飛びつく。 仲のいい兄妹でした。 母親が心配する。ランボーは以前から家出を繰り返し、 ろくな理由で帰ってきたことはありません。 案の定「ヴェルレーヌと女房ともめて、離婚を言い出した。 僕らの仲...

男の子か

〜「太陽と月に背いて」⑭〜

  男の子か   ヴェルレーヌが久しぶりに自宅に帰ります。 「今までどこに?」と妻が聞く。 「俺が邪魔だと思ってね」 どこまでも夫の答えはねじくれています。 「子供が起きるわ」 「男の子か」 ヴェルレーヌは赤ん坊が産まれていたことも知らない。 酒臭い息を吐く若ハゲの男。ふ...