一緒に浜辺に行こうかと思って
シャーロット、化石をクリーニングしているメアリーのところへ来る。
「起きたの?」驚いて訊くメアリーに
「一緒に浜辺に行こうかなと思って。どう思う?」
「自分では(体調を)どう思う?」
「大丈夫よ」
「よかった」
2人は浜辺に出て並んで腰掛ける。
どっちも無言です。シャーロットは厚い靴下を脱いで素足を伸ばす。
メアリーをチラと横目で見る。
スカートの裾を引っ張って、白い足を隠したり出したり、
(何が面白い?)という顔でメアリーは見ていますが
機嫌のよさそうなシャーロットに、微かな笑みを浮かべる。
弾きあっていた2人の気持ちが、初めて通ったシーンです。
〜「アンモナイトの目覚め」〜