Good Bye Richard
リチャードの言葉が続きます。
「我々はもっとも大きな義務に背を向けてきた。
豊かな人生を送るという義務だ。
生き方は自分次第なのに。
人生をその手につかめ。死を身近な友とするのだ。
それでこそ我々は、残り少ない人生を一瞬でも楽しむことができる。
もっとも大事なことは善く生きること、善く死ねるように」
リチャードは述べるだけ述べて席をはずしました。
妻が来て「どうするの?」
「ここを出て遠くへ行く。君は幸せを見つけてくれ」
確かに奥さんもたいしたものですね、旦那が死の旅に出ると聞いて
「さよなら、リチャード」 good bye Richard.
豪胆であります。
〜「グッバイ、リチャード」〜