オリヴィア、ママが謝罪する
自分のレスビアン告白にまともに対応しなかった母親に
娘は腹を立て、そっぽを向いています。
リチャードは帰ってきた娘に
「おかえり、今日はどうだった?」
何がどうだったのか、多分パートナーとのお付き合いでしょう。
「まあまあ」とオリヴィア。
「ただいま」ママが帰ってくる。
「オリヴィア、ママが謝罪する」
母親はその意味をすぐ理解する。
「ええ、謝らせて。このあいだはひどい態度だったわ。ごめんなさい」
「オリヴィア、ママの謝罪を受け入れるか」
「はい」
「よかった。これで解決だ」
リチャードは自分が死んだ後、
母親と娘の溝をそのままにしておきたくなかったのです。
〜「グッバイ、リチャード」〜