ここの生活は質素よ
院長はデロリスを居室に案内する。
窓は小さく暗くて狭い個室だ。ベガスで24時間、したい放題に
暮らしていたデロリスは息がつまる。不満そうにジロジロ部屋を見る。
院長は察したように「ここの生活は質素よ」
「石器時代ね」とデロリスは返す。
「電話はどこに?」「誰に?」と院長。
全然、自分の立場が分かっとらん。でも負けている院長ではありません。
この映画は、ミットにピシッ、ピシッと音を立てて入るような
言葉のキャッチボールが無類なのです。
〜「天使にラブ・ソングを」〜