アビゲイルを解任して

 

アビゲイルを解任して

 

アビゲイルが女王に取り入った!

ベッドの中の二人を見てサラは動揺します。

アビゲイルは「私が望んだことではなく、女王が強引に」と

調子のいい言い訳するがサラは怒り心頭。

「洗い場に戻す!」

黙って引き下がるアビゲイルではない、分厚い本で自分の顔を殴りつけ、

鼻血を出して女王の部屋の前の廊下にへたりこみ、おいおい泣く。

事情を知った女王は…

「アビゲイルを解任して」直談判したサラに無言。

「いつになく無口ね」

「聞こえたわ」

女王は視線を合わさず、口調はそっけない。

それどころか「彼女を寝室つき女官にする」

サラは仰天する。

 

 

(〜「女王陛下のお気に入り 」〜 )

 

 

bn_charm