あたしのバンドだ、みんな起きろ
1979年ランナウェイズは解散します。
「ボウイみたいにソロでやれば?」とも言われるが
「あたしの人生はここ。あたしのバンドだ」
ジョーンはあくまでロックンロールの女子バンドに固執しました。
目的を失ってゆるんでしまったバンドに、ジョーンは焦燥を隠せない。
「みんな起きろ、でてけ!」
ジョーンはジョーンで立て直しに必死だった。
シェリーが抜け、ヴォーカルも受け持った。
バンド結成以来のパートナーであったキムとも金銭問題で袂を分かった。
バンド内のきしみも強くなった。よりパンク・ロックな
アプローチを主張したジョーンと、ハードロックを追求したい
メンバーの意見の不一致が原因となった。
ランナウェイズはボロボロだった。
しかしジョーンのその後を見れば
「後でするケンカを先に」しておいた方がよかったのかもしれません。