クリストファー。私のマシンだよ
一人、ジョーンはチューリングの才能を認めていました。
「クリストファー。僕のマシンだよ」
死んでしまった恋人の名前でチューリングはマシンを呼ぶ。
「万能マシンをつくるの?」とジョーン。
「プログラムや再プログラム可能。いくつものことが同時にできる」
まるで空想です。でもアインシュタインは言っています。
「科学とはイマジネーションだ」。
チューリングの脳の中で前代未聞のマシンが姿を現しつつありました。
「エニグマ」解読はまるでミステリーのような興奮を帯びてきます。
(「イミテーション・ゲーム/ エニグマと天才数学者の秘密」 )