傲慢なカス野郎
「私のマシンはエニグマに勝つ」
豪語するチューリングに
「傲慢なカス野郎。我々を手伝いもせずマシンは役に立たない。兵士たちが戦争で戦っている。兄は海軍で食料の輸送船団を守り、従兄は空軍で哨戒機に。僕たちは何の結果も出せないでいる。あなたのせいだ」
チューリングはチームワークと無縁でした。反発を買います。
人とはちがう視点から疑問に向き合う能力があり、誰も思いつかないような
答えを導く、型破りな発想はなかなか理解されませんでした。
チューリングが今生きていてもやはり同じ目にあっていたかもしれません。
独自性とはいつも一般性を排除するものですから。
(「イミテーション・ゲーム/ エニグマと天才数学者の秘密」 )