結婚とはあたかも一足の靴
「私が常々思うに、愛情、強さ、気配りという点で、結婚とはあたかも
一足の靴。それは思わぬところへ人を連れていく」と父親。
チャーリーはロンドンに出ます。工場のあるノーサンプトンはロンドンの北。
とても田舎で旧弊な考え方の人が多い。
ロンドンに着いた途端、チャーリーは父親の訃報を聞く。
彼の「靴」は、本当に思わぬところへ彼を連れてきました。
心の準備もなく彼は会社を継ぐ。
帳簿を見ると累積赤字で倉庫は在庫の山。右も左もわからぬまま
従業員の間で社長就任の挨拶をするが、本来気が弱い上、動転していて
口ごもるばかり。
「社長の素質はないが…」すかさず従業員のボスが「その通り」
船出は波高し。