さあ美しい蝶に変身よ!
全米ドラグクィーンコンテスト ニューヨーク地区大会に
出場を目指す2人。ヴィーダ(パトリック・スウェイジ)と
ノグジーマ(ウェズリー・スナイプス)です。
ビーバン・キドロン監督はじっくり、彼女らのメークをドアップで映します。
メークこそ命、という主人公たちの気合いが熱く伝わる。
キドロンはフォトグラファー出身の女性監督です。美しくなるプロセスに
女性ならでは、の並々ならぬ理解と情熱をそそいでいます。
どちらも長身、筋肉りゅうりゅうの男性的肉体美の持ち主が
金色のまつげ、ルージュを引く分厚い唇、手入れの行き届いた眉、
そしてキラキラのファッションで
「私がいちばん、ナイスバディ わたしのボディはビューティフル」
この映画、主人公たちのジレンマやコンプレックスをきちんと
描いていますが、でも基本パワフルなのです。
キドロン監督の視線も捉え方も。