マーサ、決して忘れないわ
マーサの告別式をカレンは一人だけで済ませます。
だれも参列させない。関係者は遠巻きにしているだけ。
せめて弔慰を表しに来た参列者に言葉もかけず、カレンは墓地を出て行く。
「さようなら、マーサ、決して忘れないわ」
マーサに「私もよ」といったことだけがカレンの告白でした。
オードリーともっと突っ込んだ役の掘り下げをすればよかったと
シャーリー・マクレーンはのちに語っていますが、
「私もよ」だけにとどめたところに、なんとでも解釈させる余地を、あえて
ワイラー監督は残したのだと思えます。
女性に身悶えするオードリーも悪くなかったと思うけど、
そうはさせなかったのね。ケチ。
いつもお付き合い、ありがとうございます。明日から新シリーズです。