ハリウッドの掟 〜「セルロイド・クローゼット」⑧〜 Diversity Studies2019/08/08 ハリウッドの掟 脚本家のジェイ・プレッソン・アレンは言います。 「ハリウッドでは長い間、DF映画が全盛でした。ドリス・デイの映画は みなそうよ。それがハリウッドの掟でした」 DFつまり、結婚するまで寝ないからそう呼ばれた。 公序良俗を絵に描いたような映画が歓迎された。 ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「大砂塵」 〜「セルロイド・クローゼット」⑦〜 Diversity Studies2019/08/07 「大砂塵」 ディテールの読み方はとても大事でした。 服装、小道具、インテリア、家具。 服装だけに注目して映画を見るファンもいます。 「『大砂塵』は駄作だったけど、黒シャツのジョーン・クロフォードだけを 見たくて映画館に行った」というファンもいたほどです。 ゲイの観客は... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
“ガーデニア” 〜「セルロイド・クローゼット」⑥〜 Diversity Studies2019/08/06 “ガーデニア” 「マルタの鷹」です。 私立探偵サム・スペードは一人の男の訪問を受ける。 サム・スペードがハンフリー・ボガートです。 この映画は二つのセリフで有名です。 男の香水に気づいて「ガーデニアか」とスペードがつぶやく。 これだけで彼がゲイだと映画は暗示しています... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
奥様の下着はこちらに 〜「セルロイド・クローゼット」⑤〜 Diversity Studies2019/08/05 奥様の下着はこちらに 「レベッカ」をレスビアン映画だという人はいない。しかし 一ヶ所だけ、ゲイの観客にはピンとくるところがあります。 死んだレベッカを家政婦のダンヴァース夫人は崇拝している。 だから新しい女主人をバカにして胸襟を開かない。 屋敷を案内し、亡きレベッカの寝... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
ヘイズ・コード 〜「セルロイド・クローゼット」④〜 Diversity Studies2019/08/04 ヘイズ・コード 社会の潮流は、ゲイ映画の表現を歓迎しましたが、 長い間の文化は壁が厚かった。特にキリスト教会、婦人団体から厳しい 取り締まりの要求が相次ぎ、作品の基準を保つ規定がなされた。 いわゆるヘイズ・コードです。 ミッキー・マウスのような顔のヘイズがテレビに映って... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
おはよう、エヴァ。早起きだね 〜「セルロイド・クローゼット」③〜 Diversity Studies2019/08/03 おはよう、エヴァ。早起きだね シーンは前後しましたが、クリスチナ女王は侍女のエヴァにやさしい。 「おはよう、エヴァ。早起きだね」と言って頬を挟んでキスする。 彼女はものすごい勉強家で、国務を開始する前の早朝を勉強に充てた。 フランスから哲学者デカルトを招聘し、 彼は朝イ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
一生嫁を取らないのだ 〜「セルロイド・クローゼット」②〜 Diversity Studies2019/08/02 一生嫁を取らないのだ 「クリスチナ女王」はレスビアンだったスウェーデン女王の実話。 神聖ガルボ帝国の君主にして女王、グレタ・ガルボ主演。 今やカルトとなった映画です。 彼女はハンサムですが、容貌上の特徴の一つは、男性的な鋭い視線です。 このシーンなんかその視線の強さが実... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「モロッコ」1930 〜「セルロイド・クローゼット」①〜 Diversity Studies2019/08/01 「モロッコ」1930 映画史100年の間、同性愛が描かれてきた変遷のドキュメントです。 映画の初期、同性愛が描かれた例はごくまれで、登場しても 物笑いのタネだったり、哀れみや恐怖の対象でした。 ところが「モロッコ」(1930年)で、タキシード姿の マレーネ・ディートリッ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments