「モロッコ」1930

 

「モロッコ」1930

 

映画史100年の間、同性愛が描かれてきた変遷のドキュメントです。

映画の初期、同性愛が描かれた例はごくまれで、登場しても

物笑いのタネだったり、哀れみや恐怖の対象でした。

ところが「モロッコ」(1930年)で、タキシード姿の

マレーネ・ディートリッヒが登場した時、彼女は堂々として

男も女も蠱惑した。シルクハットのまま女性にキスするシーンは

自由奔放さに誰もが魅了された。閉じ込められていた潜在意識を

映画が引きずり出した瞬間でした。

 

(〜「セルロイド・クローゼット」〜 )

 

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