ゲイ映画のキメ台詞

僕のこと何かいってなかった?

〜「四角い恋愛関係」⑯〜

僕のこと何かいってなかった? 奥の小部屋にレイチェルがいることを知らず、ヘックは打ち明けます。「最近、妻の様子がおかしいんだ。で、花を贈ろうと思って。君も知ってるだろう、レイチェルは百合が好きだ。最高のものを頼む。妻は僕のこと、何かいってなかった?僕に非があれば知っておきたいんだ。足りない点とか。それがわかれ...

終わりよ!

〜「四角い恋愛関係」⑮〜

終わりよ! このままではダメになる。意を決してエイチェルはルースの店を訪ねます。驚くルースに挨拶もヌキ、一方的に切り出す。「この関係は成り立たないの。こんな気持ちになっちゃいけないの。結婚して夫もいる。しかもやさしくていい人。終わりよ!」いうだけ言って店を走り出る。ルース呆然。そこへ突風のように舞い戻ったレイ...

夫婦か、いいな

〜「四角い恋愛関係」⑭〜

夫婦か、いいな レイチェルは食事の後、タクシーを止め、ヘックを夜の公園に誘う。妻の強引さにヘックは戸惑う。「それも悪くないけど、どうしたんだい?」「いいじゃない、たまには」レイチェルは心が離れそうな自分を夫に縛り付けたい。公園の大きな木の陰に人がいた。暗闇から姿を現わしたのは青年ふたり。「僕たち初対面」ひとり...
水

私を愛する勇気を

〜「四角い恋愛関係」⑬〜

私を愛する勇気を 百合の花言葉を教えてとレイチェルが頼む。ルースは「知らないほうがいいわ」その代わりアザリアならいいと。「金銭的に困りませんように」レイチェルは百合が好きだ。ためらいがちにルースが口にする。「私を愛する勇気を」ふたり、沈黙。 (「四角い恋愛関係」)  ...

妻をエスコートしてくれ

〜「四角い恋愛関係」⑫〜

妻をエスコートしてくれ 夫婦でサッカー観戦のはずが、ヘックに仕事が入った。「ルースにたのもう」とヘック。すぐ電話し「妻をエスコートしてくれ」妻に「OKだった」「彼女のこと、よく知らないのに」ためらうレイチェル。「前世で会ったと君は言ったじゃないか」ヘックはそのままいう。嫌味でもなんでもない。レイチェルは行くこ...

ジョージーの茂み

〜「四角い恋愛関係」⑪〜

ジョージーの茂み ビデオ屋の女店員がさばけた子なのです。ここのやり取りも面白い。レイチェルはアダルトを何本か借りることにする。あたりを見回し、レジへ。「ジョージーの茂み」と彼女が読み上げるので「資料用よ」と断る。茂みはもちろん隠語です。「なんとでもいえば。あ、貸出中だわ。返却日を過ぎてる」彼女は催促の電話をす...

魂の底までのぞき込める

〜「四角い恋愛関係」⑩〜

魂の底までのぞき込める レイチェルは自分の気持ちの扱い方に混乱しています。職場の同僚に何気なさを装って聞いてみる。「一目惚れを信じる? 誰かとあった瞬間、その人の魂の底までのぞき込める、そんなこと、ある?」「ないわ」「私もないわ」やたらとあるものじゃないよね。ヘックとの間もマンネリになってきている。硬直状態に...

何年も見てないけど

〜「四角い恋愛関係」⑨〜

 何年も見てないけど  ユーモラスなシーン。この映画が分厚いのは脇がしっかりしているからです。レイチェルの父と母のやりとりです。倦怠期なんて大昔に通り過ぎ、とっくにふたりはお友だち。レイチェルの妹ヘンリエッタの発表会があり、両親が見に来た。ホールにグッズを売り出している。「Tシャツでも作ればよかった」とパパ。...

なぜ見てる?

〜「四角い恋愛関係」⑧〜

なぜ見てる?  レイチェルは苦しくなってきます。ルースへの思いが日々強まる。つい、夫を見つめてしまう。「なぜ見てる?」とヘック。「あなたがいい人だから」とレイチェル。夫がいい人であることがつらくてたまらない。心の中で裏切っているのに。マシュー・グッドがハンサムだから絵になります。ゴジラ顔だと「あなたの顔が面白...

今までの自分は不完全だったと

〜「四角い恋愛関係」⑦〜

今までの自分は不完全だったと 夕食会で「運命の人に会ったら最初はピンとこないかもしれないけど、ある日これが愛だと気づく」というレイチェルに男ふたり、夫のヘックとその友人クープは賛成する。ルースは「わたしはちがうわ。すぐわかるわ。目があった瞬間、後になって最初のカンが正しかったとわかる。今までの自分は不完全だっ...