ゲイ映画のキメ台詞

本当にそう思ってる?

〜「チョコレートドーナツ」(4)〜

  本当にそう思ってる?   ルディを送って小汚いアパートに来ました。 「ここは仮住まいよ。マリブに家を建てているの」 もちろんウソ。 「待ってくれ。これを」 ポールは名刺を渡し「電話してくれ」 ルディはちょっとためらい「本当にそう思っている?」 こ...

なぜムキになるの?

〜「チョコレートドーナツ」(3)〜

  なぜムキになるの?   ルディの冗談に怒った警官は「手をあげろ」拳銃を抜きました。 「なぜムキになるの?」ルディは冷静です。 警察の手入れに何度もあい、刑務所にも入り、 人並みの扱いを受けてこなかった彼はちょっとやそっとで驚きません。 挑発するルディに「ここ...

お楽しみか?

〜「チョコレートドーナツ」(2)〜

  お楽しみか?   楽屋に戻ったルディはドラグクィーンの仲間に 「いい男がいたでしょ、バーにひとりで」と話しかける。 「あんたの色目、まるで安い尻軽だったわ」 「安くても尻軽じゃない」 そこへ入ってきたのはさっきの“いい男”ポールです どっちも一目惚れで...

愛してる、あなたが必要

〜「チョコレートドーナツ」(1)〜

   愛してる、あなたが必要   1979年カリフォルニア州ウェスト・ハリウッド。 ゲイ・バーで一人の歌手が歌っています。 「愛してる、あなたが必要」 真っ赤なルージュの異形の美女、本作の主人公ルディです。 アラン・カミングが演じます。 「私があげる、欲し...

お願いが二つあります

〜「中国の植物学者の娘たち」(48)〜

  お願いが二つあります   手紙は続く。 「お願いが二つあります。一つは私の処刑で使われた弾丸の支払い。 7元8角です。 二つめは、崑林郊外の山の寺院の放生台に行き、 私とアンの遺灰を合わせ、湖にまいてください。 そうすれば安らかに眠れます」 &n...

院長先生、感謝します

〜「中国の植物学者の娘たち」(46)〜

  院長先生、感謝します   養護院の院長がリー・ミンからの手紙を受け取った。 「院長先生、感謝します。裁判の間、先生の証言を聞きました。 施設にいた私を褒めてくださった。 正直言って、褒められたのは初めてです。 他の証言や審判は私たちに何の意味もありません」 ...

同性愛が原因

〜「中国の植物学者の娘たち」(45)〜

  同性愛が原因   法廷で検察官が罪状を読み上げた。 「教授の記述によると、死に至る状態になったのは 心臓病ではなく、娘と息子の嫁が患った病気、不自然な同性愛が 原因であると。罪は明白です。 法的にも社会的にも人道的にも厳罰に処す」 アンとリー・ミンがお...