ゲイ映画のキメ台詞

合法的に引き取る手が1つある

〜「チョコレートドーナツ」(13)〜

  合法的に引き取る手が1つある   「引き取りたいのだろう? 簡単じゃないぞ」とポール。 「麻薬依存症の母親も、他の子と違うことも、 マルコが望んだことじゃない。 それなのになぜこれ以上、苦しまなくちゃいけない?」 「合法的に引き取る手が1つある」 「そ...

まずいことに

〜「チョコレートドーナツ」(12)〜

  まずいことに   マルコがルディの部屋にいるところを管理人に見られた。 「まずいことに。通報されたと思う」とルディはポールに電話する。 案の定家庭局が連れ戻しに来た。 「いよいよマルコと2人、逃亡の旅ね」 ルディは冗談のように言うが、本気でマルコを引き取りた...

ドーナツは体に悪い

〜「チョコレートドーナツ」(11)〜

  ドーナツは体に悪い   自分の部屋にマルコを泊めたルディ。朝食です。 「なに、食べる?」「ドーナツ」 「ドーナツは体に悪い。太るしニキビができる」 ショーのステージに立っているルディらしい。 「なにがあるかしら。ピーナツバター。ダメ? ニンジン。ダメ?...

「あれは? 止めて」

〜「チョコレートドーナツ」(9)〜

  「あれは? 止めて」   「憧れはベット・ミドラー」 「デモ・テープを作ったら?」 「お金がかかる」 そんなことを話しながら夜のストリートを走っていたとき ルディが「あれは? 止めて!」 深夜の道をとぼとぼとひとり、背中を丸めたマルコが歩いています。 ...

Fキーのブルースを

〜「チョコレートドーナツ」(8)〜

  Fキーのブルースを   ポールが聞きたがるので 「OK」ルディは店のバンドに「Fキーのブルースを」頼みます。 いつもは口パクですが、彼は自分の声で歌いたいのです。 「東の端っこ、クイーンズの生まれ、 20歳になる前に家を出た、今の住処はいわゆるパダライス、 ...

恥を知ることね

〜「チョコレートドーナツ」(6)〜

  恥を知ることね   マルクの扱い方に困ったルディはポールの職場に電話しますが ゲイと付き合っていることを隠したい彼は居留守を使います。 ルディはマルクの手を引いて職場にやってきた。 「この子の母親が帰らないの。あなた、検察官でしょ、助言をちょうだい」 自分の...

ハイ、マルコ。ルディよ

〜「チョコレートドーナツ」(5)〜

  ハイ、マルコ。ルディよ   大音量で悩ます隣の部屋の住人はヤク中の母親。 男を引き込み、クスリをやっては出て行く。 ダウン症の息子がいる。14歳だ。学校にも行かせていない。 開けっ放しになったドアを覗くと少年がひとりでいた。 「ママは出かけたきり? 行き先は...