相手はハゲで醜い
「相手はあてもない貧乏暮し。ハゲで醜い。酔っ払いの叙情詩人。
僕から離れられず、女房にも見捨てられた」
ランボーって残酷ですね。
ヴェルレーヌが自分を愛していることにつけあがっています。
「よく言えたものだ」かろうじてそう返す。
でもランボーはやめない。
「飲んでセックスして自己満足とわずかの金で毎日を過ごしている」
しかし、そのわずかの金で食べさせてもらっているのは自分なのだと
ランボーにはわかっている。わかっているがこと詩作となると
それとこれは別だといいたそうなのです。
〜「太陽と月に背いて」〜